健康な歯を保つために定期検診をしましょう

みなさんは定期検診に行っていますか?
痛い歯がないからという理由で行かないままになっていませんか?
今回は、なぜ歯医者は定期検診をすすめるのか、定期検診の大切さをご紹介します。

歯科定期検診をおすすめする理由

虫歯や歯周病は初期に自覚症状がないため、なかなか自分では見つけることができません。また気づかないうちにどんどん進行し、痛みなどの症状が現れたときには大がかりな治療が必要になってしまうケースも少なくないのです。また一度虫歯・歯周病になると、いくら治療をしても歯や歯ぐきを元どおりにすることはできません。そればかりか再発のリスクを背負い、治療をくり返して歯を失うことにつながってしまうのです。
そこで、大切になるのが定期検診です。
歯の定期検診では、自分では気づかない歯や歯ぐきの異常はないかどうかを歯科医師がチェックします。もし異常が発見されても早期治療を行うことができるため、金銭的にもそれほど大きな負担がかからない場合がほとんどです。定期検診に通っていれば、専門的なメンテナンスによって虫歯・歯周病の予防が可能になる上、もし何か異変が起きても早期発見・早期治療が可能になります。定期検診こそが、歯を守るために欠かせないものだといえるのです。

歯科定期検診をおすすめする歯科衛生士の画像

予防のメリット

お口のトラブルを防ぎます

定期検診の際には、歯科医師や歯科衛生士が一人ひとりの患者様のお口の状態に合った適切なブラッシング方法をアドバイスします。
またお口のトラブルの予防につながるような生活習慣についてもお話しします。お口の中を徹底的にクリーニングしますので、口腔内環境も改善ができ、虫歯や歯周病を未然に防ぐことにつながります。

身体的・経済的な負担を抑えます

痛いところはないのに通院して検診を受けるなんて「お金がかかるのでは……?」と考えてしまいがちです。しかし、実は定期検診をきちんと受けている人は、そうでない人に比べて治療費の総額が低いというデータがあります。 たとえば65歳の段階で定期検診の習慣がある人の歯科治療にかかる総医療費は、検診を受ける習慣のない人に比べて6割程度で済むといわれています。
また、万が一定期検診の時点で病気が見つかっても早期発見・早期治療につながれば、治療も比較的かんたんです。つまり経済的にも身体的にも負担が軽くて済むのです。

お口の中がスッキリします

定期検診では歯科衛生士が専用の器具を使って歯をクリーニングするPMTC(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング)を行います。
普段のブラッシングでは落としきれない歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝のプラークや歯石などを徹底的に取り除き、仕上げに歯面をツルツルにみがくので汚れの再付着を防げます。歯の汚れと同時に軽い色素沈着を落とすこともでき、口臭予防にもつながりお口の健康にはいいことづくめです。

天然歯を長く健康に保ちます

天然歯を維持する最大のメリットは、食事や会話を自然にかつ健康的に楽しめることです。何らかの原因で歯を1本でも失ってしまうと、咬み合わせのバランスがくずれ、咀嚼(そしゃく)や発音に支障をきたし、顎関節症を誘発することもあります。
そしてお口まわりの健康だけでなく、全身の健康にも悪影響をおよぼすリスクもが高まります。

歯科衛生士がブラッシング指導している画像

当院の定期検診の流れ

当院では健康な歯の自己管理を目的として定期検診で正しい歯磨きの方法やポイント等をお伝えします。また治療終了後もリコールの時期にハガキお送りしお知らせします。 定期検診の具体的な流れをご紹介します。

①虫歯のチェック

虫歯は歯の噛む面や付け根だけでなく、歯と歯の間などの直接見えないところにもできやすいものです。また、一度詰めて治療してあっても、そのわきの方に新たな虫歯ができることもあります。専門的な立場から虫歯をチェックします。

②歯茎のチェック

歯周ポケットの深さを測り、出血箇所の記録、排膿など異常はないかチェックします

③ブラッシング指導

歯と歯茎の正しい磨き方は、その人の歯並びや歯磨きの癖などのため、一人ひとり違うものです。患者さまに合った、歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどの正しい使い方を教えます。

④歯石を取る

歯石は誰にでも沈着します。歯肉を圧迫するなどして歯周病を引き起こす原因の一つとなります。自分で取り除くことは困難ですので、専用の超音波器具などで取り除きます。

歯ブラシを差し出す画像

定期検診を受けていれば、もしもお口のトラブルにかかってしまっていたとしても、早期発見・早期治療につながります。長く健康的に天然歯を残すために定期検診はとても効果的です。
当院では予防歯科に力を入れています。 最近歯医者に行ってない方や検診をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

 


トップへ戻る