歯ぐきが腫れて痛い!その原因と対策とは

スタッフブログ(一般)

歯ぐきが腫れると痛みを伴わない場合もあれば、ズキズキと痛んで食事が取りにくくなるなど、日常生活へ影響を及ぼす場合もあります。

また、慢性的な炎症により初めは痛みなどの自覚症状がないまま歯ぐきの腫れが進行してしまい、ストレスを感じたり、全身的な免疫力が弱まったときに痛みや違和感といった自覚症状として現れる場合があります。そうなる前に日々のケアが大切です。

今回は、歯ぐきが腫れる原因と腫れないようにするための対策やケアをご紹介します。

 

歯ぐきが腫れる5つの原因

歯茎が腫れている画像

 

歯ぐきが腫れる原因は主に次の5つのケースが挙げられます。

  1. 細菌が歯と歯茎の間に侵入している
  2. 歯磨きの方法が間違っている
  3. 親知らずが生えてくる
  4. 歯の根っこが割れている
  5. 歯の間に異物が詰まる

腫れを放置すると危険!

歯ぐきの腫れを放置していると、歯茎から出血したり、歯茎が赤く炎症を起こしたり、さらに酷いときは歯ぐきがブヨブヨになって歯槽膿漏になってしまう場合があります。

歯と歯ぐきの境目を歯磨きしたときに歯ブラシに血が付いていると、歯周病になっている可能性もあります。そうなると、お家での歯磨きでは取ることができない歯石が、歯周ポケットにこびりついていることも考えられます。

そのため、歯ぐきの腫れを感じた場合は放置せずに歯科医院へ行きましょう。決して、自分で膿を出したり、痛い箇所を温める行為はしないでください。また、高齢になっても自分の歯で美味しくものを噛んで食べれるように、定期的に歯石を取ってもらうなどのメンテンスをすることが大切です。

歯ぐきが腫れないようにするためのケア

歯ブラシの画像

 

歯ぐきの炎症を予防・改善するためには、お家での丁寧な歯磨きと、歯科医院でのクリーニングを合わせると良いでしょう。

歯ぐきの炎症や歯肉炎には、適切な磨き方がで歯磨きをすることが必要です。
勧められることの多い歯磨き方法は以下の通りです。

  1. 鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、毛先ぐ曲がらないような軽い力で磨きます。 (力が入り過ぎている方が多いです)
  2. 歯ブラシの毛は歯と歯ぐきに対して斜め45度になる様に当て、2〜3㎜程度で小刻みに前後に振動させます。
  3. 一度に磨くのは1〜2本の歯で、一箇所につき20回以上小刻みに振動させます。
  4. 歯の裏や奥で毛先を直角にあてにくい場合は、45度にあてます。
  5. 前歯は歯ブラシを縦に使います。

1本1本丁寧に磨くことが重要であることを考えると、歯ブラシは小ぶりのヘッドがおすすめです。腫れや出血がある場合には、柔らか目で毛先の細いものを選びましょう。

歯磨き後は、境目の磨き残しをきれいにするために歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。

虫歯や歯周病を初期の段階で発見しやすくなるために歯科での定期検診も重要です。問題が何も見つからなかった場合でも、個人に応じたブラッシング指導を受けたり歯のクリーニングなどが受けられます。

電動歯ブラシについて

電動歯ブラシの画像

 

電動歯ブラシ、電力でヘッド部分を振動もしくは回転させる事で、手でゴシゴシと磨かずとも歯垢を除去できるアイテムです。 手で磨くよりも簡単にしっかりと磨く事ができ、その歯垢の除去力で時間短縮にもなります。

振動式の歯ブラシは、振動式と音波式、超音波式に分けられます。

振動式はヘッドの単純振動によって歯垢を除去する1番安価なモデルです。手に取りやすい反面、使い方によっては歯や歯ぐきにダメージを与えてしまうこともあるので、注意しましょう。 音波式は振動式よりさらに振動数が多く、水流を使う事で歯と歯ぐきの歯垢も取りやすくなります。また、細かい振動によって歯に与えるダメージを抑えて、優しく磨くことが可能です。

超音波式は、虫歯が好む「バイオフィルム」の除去効果のある細かな振動を発生させることで、虫歯対策に効果的です。

 


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