口がにおうのはなぜ?口臭ケアや対策について

だれにでも多少は口臭があるものです。口臭を自覚していない人もいれば、気にしすぎている人もいて、正しくとらえている人は多くないようです。 ひどい口臭は対人関係に影響を及ぼしますが、病気を発見する手がかりにもなります。自分の口臭の原因と程度を知り、それに応じた対策をとることが大切です。

なぜ口が臭くなるの?

口臭には生理的な口臭と病気が原因の口臭の2つあります。

生理的な口臭

口の中には何百億個という細菌が存在しています。その細菌は口の中に残ったたんぱく質や脂質を分解し悪臭を放つ成分が生み出されるのです。これが口臭の原因です。 とくに、唾液の分泌量が少ないときに口臭が出やすくなります。 通常は唾液によって口の中の細菌は洗い流されるのですが、起床直後や空腹時、緊張時など唾液の分泌量が減ると、細菌が増えて口臭も出やすくなるのです。また加齢に伴っても唾液の分泌量が減ってくるため、高齢者に口臭が発生しやすくなります。 これらは、歯を磨いたり飲食したりすれば、ニオイは弱まります。文字通り、生理的で日常的な口臭なので、基本的に治療の必要はありません。

病気が原因の口臭

病気が原因の口臭は原因を突き止め、改善する必要がある口臭です。原因となる病気のほとんどは口の中の問題で占められています。 多いのは歯垢です。歯の表面についている、白くネバネバした磨き残しです。 さらに歯垢がたまって歯肉に炎症がおきると、歯と歯肉の間に隙間ができ、ますます細菌が溜まりやすくなります。虫歯もひどくなると、匂いを発します。 歯だけでなく舌苔も口臭の大きな原因です。白い苔のようなものが表面についているのが舌苔です。これも細菌の温床となるので、こまめにケアをする必要があります。

口臭が気になる人の画像

自分でできる口臭チェック

口臭が相手に気づかれていないかな?と気になってしまう方も多いのではないでしょうか。自分で口臭をチェックする方法をご紹介します。

1.コップのニオイをかぐ
コップの中に自分の息をはいて、吐いた息のニオイをチェックする方法です。 コップに息を吐いてからいったん蓋をし、深呼吸をした後にコップの中の息のニオイを嗅いでみます。少しでもニオイがすれば、口臭がある可能性があります。コップの代わりにビニール袋などでも代用できますが、その際は袋自体にニオイのない物を選ぶ必要があります。
2.舌を見る
自分の舌を鏡で見てみましょう。 健康な人の舌はピンク色をしていますが、舌に白い苔のような物がつくことがあります。これを「舌苔」(ぜったい)といいます。舌苔がついている人は、口臭がある可能性があります。
3.舌のニオイをかぐ
舌苔がついていた人はさらに舌のニオイも嗅いでみましょう。 コットンパフなどで舌苔を拭き取り、そのニオイを嗅いでみます。自分でニオイが強いと感じた場合は、口臭がある可能性があります。
4.デンタルフロスのニオイをかぐ
「デンタルフロス」を歯と歯の間に通したあと、そのフロスのニオイを嗅いでみましょう。フロスが臭いと感じるなら、口臭がある可能性があります。
5.唾液のニオイをかぐ
唾液のニオイでも口臭はチェックできます。唾液のニオイが臭いと感じたら口臭がある可能性があります。

放っておくと歯周病に?自分でできる口臭ケア

毎日の歯ブラシ・フロスで汚れをしっかり落とす

口臭の原因のひとつは磨き残し(プラーク)です。 プラークは唾液により固まると歯石になり、歯ブラシでの除去は出来なくなります。さらにプラークの中の細菌が顎の骨を溶かし、歯周病の原因にもなります。 口臭防止や歯周病対策に、食べかすや歯垢などの汚れをしっかり取り除くことが大切です。

<歯磨きのポイント>
歯茎の際、歯と歯茎のポケットのお手入れが大事です。
  • ・歯茎の際のお手入れは歯と45度の角度で優しく磨くと歯茎のポケットまで歯ブラシの毛先が届きます。
  • ・強く磨いたり、硬い歯ブラシで擦ると歯茎下がりの原因に繋がる為、優しく柔らかい歯ブラシで磨くと良いです。

正しい歯磨きの仕方

<フロスを使う際のポイント>
歯ブラシのみだと歯と歯の間のプラークは除去しきれないので、フロスを使います。毎日のケアにフロスの使用は大事です。
  • ・歯と歯の間にフロスを入れ、三角にフロスを動かします。
  • ・歯の側面にフロスを沿わせると綺麗にプラークが除去できます。

フロスの使い方

デンタルリンス・マウスウォッシュで口臭の原因を洗浄、除菌、マスキング

口臭の原因を洗浄、除菌、マスキングして口臭を予防する効果も期待できます。

舌を清掃して舌苔を除去

長い期間をかけてたまった舌苔は、1回の掃除ではキレイになりません。毎日優しい力で少しずつ掃除をすることで、だんだん落ちやすくなっていきます。舌を傷つけないためにも無理は禁物です。

歯医者での歯石除去・歯周病ケアで口臭を防ぐ

歯医者で定期的に自分では取れない歯石除去をすることで歯周病や口臭の予防につながります。
ここでは当院の歯石除去の流れをご紹介します。

<当院での流れ>

1.歯茎の検査をします。

器具を使い、歯茎のポケットのミリ数を計ります。
歯茎からの出血の有無、歯の動揺など、歯茎の状態を調べます。

2.超音波スケーラーにて、歯石除去をします。

ここでとる歯石は歯茎より上にある歯石です。
歯茎の下にある歯石などは複数回に分けて除去する場合があります。
歯石をしっかり除去することにより、歯茎が引き締まり、歯と歯茎のポケットにプラークが入り辛くなります。

3.ポリッシングにて歯の表面を磨き、プラークの除去をします。
歯石除去をしている画像

口臭を防ぐには、毎日のセルフケアはもちろん、歯医者での定期的な歯石除去が大切です。
口臭でお悩みの方や歯石除去・クリーニングをしてほしいという方はお気軽にお問い合わせください。