大人になってからの歯科矯正

スタッフブログ(矯正)

歯科矯正は「子どものうちに行うもの」というイメージが強いのではないでしょうか?大人になって始めるとなると「効果があるのか」という部分が心配ですよね。

ほかにも、「矯正器具をつけたまま仕事に行く必要があるのか?」「長期間?」「痛みは?」などといったさまざまな不安があるかと思います。

ここでは、大人になってから歯科矯正を考えている方へ、歯列矯正の種類と始めるべきタイミングなどについてお伝えしたいと思います。

 

大人でも歯科矯正はできる?いつまで?

大人のワイヤー矯正歯科

 

結論からいうと、大人の矯正はいつからでも始められます。歯ぐきや歯槽骨(しそうこつ/歯を支える骨)などに問題がなければ、50代や60代の方も矯正歯科治療を受けることができます。

子供矯正の場合は、歯の生え変わり時期や成長過程に合わせて最適なタイミングがありますが、歯の成長が完了している大人の歯列矯正にはそのようなことはありません。早く始めると、その分早く歯並びが改善され、正常で健康な噛み合わせが手に入ることは確かです。

大人の歯列矯正は、「いつはじめるか」ではなく「いつまでに完了したいか」を意識し、計画的に歯列矯正を行うようにすると良いです。

ただし、50代くらいになると、むし歯によって歯を失っていたり、歯周病によって歯を支える歯槽骨が減ってしまい、歯の健康が損なわれているようなケースも少なくありません。矯正歯科治療で歯を移動するには、歯ぐきや歯槽骨が健康でなければならないので、歯周病のような病気があると、まずその治療を優先させることになります。

大人の矯正を行うメリット・デメリット

大人のマウスピース矯正

 

「大人になってまで歯列矯正っておおげさかな……」「歯列矯正無しでこれまで過ごしてきたし今更……」と、歯列矯正をすること自体に迷いがある人も多いでしょう。歯列矯正を始めれば、完了するまでに数ヶ月〜数年かかりますし、定期的な通院の手間や矯正器具の装着する煩わしさ、そしてけして安くはない矯正費用が必要です。

しかし、歯列矯正を行うことで、見た目のコンプレックスも解消できます。

大人の歯列矯正のメリットとデメリットを比べながら、歯列矯正の正しい情報を知っておきましょう。

大人の歯列矯正を行うメリット

1.口の問題解決(見た目、虫歯・歯周病リスク軽減)

見た目の問題が改善されることは、歯列矯正の最大のメリットといえるでしょう。笑顔を得ることができます。 また、ブラッシングやフロスなどのケアがしやすく虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

2.全身の健康へつながる

噛み合わせがよくなることで、体全体のバランスが整い、頭痛、肩こり、めまいといった症状が改善されることもあります。

3.治療のスケジュールが立てやすい

大人の歯列矯正の場合、成長過程による影響が少ないため、治療スケジュールが予測しやすくなります。 今はじめればいつ頃には治療が終わるという予定が立てやすいので、想定外に矯正期間が長くなって費用や精神的負担が増える、といったことを軽減できます。

大人の歯列矯正を行うデメリット

1.歯や歯茎にダメージが出ることがある

大人になってからの矯正の場合、歯肉退化や歯の根が短くなる事例があります。 ただ、歯茎が少し下がったとしても、ケアを怠らなければ歯周病にはなりません。 当院では矯正専門医との話し合いをしながら処置を進めていきますのでご安心ください。 また、一般歯科も併設のため、定期的なケアもご案内することが可能です。

2.保険適用外治療となる

矯正は審美治療のため保険適用外となります。 ただ、年末の医療費控除対象にすることが可能です。領収書は必ず保管ください。

矯正の種類

ブラケット(表側もしくは裏側に付けるワイヤー矯正)

ブラケット(表側に付けるワイヤー矯正)

 

みなさんが矯正と聞いて1番に思い浮かぶもので、歯の表面にブラケットという器具を付けて、ワイヤーで引っ張る方法です。 一般的には表側につけるため少し目立ってしまいますが、微調整がしやすく、比較的歯磨きがしやすいです。 見た目が気になる方は裏側にワイヤーをつける方法もあります。見た目では矯正をしているとはわかりません。こちらは裏側につけるため、慣れるまでに少し会話がしづらくなります。

マウスピース型矯正装置

マウスピース型矯正装置

 

見た目が気になる方にオススメの方法で、透明のマウスピースをはめて、少しづつ理想の歯列(歯並び)にしていく方法です。 自分で着脱ができ、歯磨きがしやすくフロスも通るため虫歯になるリスクが少ないです。

部分矯正

「ここだけ気になるけど、全体を触るのは…」という方にオススメです。 前歯のねじれだけを治すなど部分的な矯正で、一部だけを矯正するので全体的な矯正に比べ費用も安くなり、期間の短縮も可能です。

矯正のお値段

  • 表側に付けるワイヤー矯正:1,045,000円
  • 裏側に付けるワイヤー矯正:1,485,000円
  • マウスピース型矯正装置:1,100,000円
  • 部分矯正:22,000円×個数

分割やクレジットカードでのお支払いも可能です。期間は半年〜数年と歯列の状態により変わるため、ご相談くださいませ。

お問い合わせフォームはこちら


トップへ戻る