歯のホワイトニングとは?
広い意味での「ホワイトニング」は、茶渋やタールなどの歯の表面に沈着した色素を除去したり、いろいろな原因で変色した歯を白くすることと定義することが出来ますが、その中には、歯を白くする効果を謳った市販の歯磨剤やデンタルリンス(あるいはマウスウォッシュ)を家庭で用いるものから、歯科医院で歯を削って人工の歯に置き換える治療まで、多くの処置が含まれます。 歯は削れば削るほど寿命を短縮することにつながりやすい事から、西暦2000年に世界歯科連盟が「最小限の侵襲による歯科治療」を提言しています。
狭い意味での「ホワイトニング」は、歯を削らずに漂白剤(主に過酸化水素)で化学的に白くするブリーチあるいはブリーチング(漂白)のことを指します。漂白法には適応症と非適応症があって万能的な処置法ではありません。変色した歯を白くするための1手段ですので、症例によっては他の方法に委ねなくてはならない事もあります。
着色の原因とは?
【外部からの着色】
歯の着色原因は、外部からの原因と内部からの原因があります。コーヒー、紅茶、お茶に含まれる色素が歯の表面に沈着し着色を引き起こします。 「ステインによる着色」と呼ばれるものがこれに当たります。ステイン着色の原因になりやすいものは、コーヒー・紅茶・お茶のほか、赤ワインやチョコレート、ココア、タバコなどが良く知られています。 そして、歯の表面には「ペリクル」と呼ばれる薄い膜があります。ペリクルは色素をくっつけてしまうという働きもあります。 また、歯垢が歯に付着することでも着色を引き起こします。歯垢は淡い黄色をしており黄ばみを目立たせますが、歯ブラシで容易に除去することができるので、着色の中でも比較的早く原因除去をすることができます。
【虫歯による色の変化】
虫歯が進行していくと歯の神経は死んでしまい、神経が死んだ歯は徐々に茶色っぽく変色してしまいます。
【抗生物質による色の変化】
あまり知られていないことですが、抗生物質の中でもテトラサイクリン系と呼ばれる種類の薬剤は、歯に着色を起こす副作用が報告されています。
【加齢による歯の黄ばみ】
歳をとると歯は白色から黄色に変色していきます。これは、表面を覆っている半透明の白色物質である「エナメル質」が、加齢に伴って磨耗し薄くなることで、内側の象牙質がより透けてみえやすくなるためです。
◎外部からの着色「ステイン」を付着させない方法 歯の表面はつるつるしていて滑沢です。 これは滑沢なことで歯の表面に細菌がつきにくくなっており、清潔な状態を保てるようになっています。 その表面を研磨剤入りの歯磨剤などでゴシゴシと強く磨いてしまうと、細かな傷がついてしまいます。するとその細かな傷に細菌や汚れがつきやすくなり、結果としてステインの沈着にも繋がってしまうのです。 また、飲食後の習慣も大事です。 コーヒーやお茶、さまざまな飲み物や食べ物やステインが含まれていると前述しました。これらのものを飲食した後にうがいや口をゆすぐことで、ステインの主成分を洗い流し、ステインの沈着を防止することができます。
外部からの着色「ステイン」を付着させない方法
歯の表面はつるつるしていて艶があります。 これは歯の表面に細菌がつきにくくなっており、清潔な状態を保てるようになっています。 その表面を研磨剤入りの歯磨剤などでゴシゴシと強く磨いてしまうと、細かな傷がついてしまいます。するとその細かな傷に細菌や汚れがつきやすくなり、結果としてステインの沈着にも繋がってしまうのです。 また、飲食後の習慣も大事です。 コーヒーやお茶、さまざまな飲み物や食べ物やステインが含まれていると前述しました。これらのものを飲食した後にうがいや口をゆすぐことで、ステインの主成分を洗い流し、ステインの沈着を防止することができます。
自宅で歯を白くする方法
1.ホワイト二ング歯磨き粉
普段の歯磨きに取り入れるだけで、徐々に白い歯を手に入れられるホワイトニング歯磨き粉。 ドラックストアやネットなどで沢山の種類があり値段もお手頃な物から高い物まで様々です。 選ぶポイントは、歯の汚れや着色を予防、除去してくれる成分が入っているかが大切です。 汚れや着色を落とし、さらに予防する「ポリリン酸ナトリウム」、「ハイドロキシアパタイト」、 歯質を強化して虫歯の進行を防ぐ「フッ素」が配合されているものがおススメです。 そして、研磨剤・発泡剤ができるだけ少ないものを選ぶ方が良いでしょう。 研磨剤はホワイトニング効果が高いと思われがちですが、研磨剤が多く含まれていると歯の表面を傷つけてしまい、 されに着色汚れが悪化してしまうという結果につながっています。 発泡剤は泡立ちが良いと、磨けていなくてもちゃんと磨けたと勘違いしてしまい磨き残しが多くなるためです。 一回磨くくらいでは効果は出難いですが、毎日磨く事で効果は徐々に期待できると思います。
2.歯の消しゴム
歯の消しゴムは、歯磨き粉に含まれる研磨成分を凝縮させ固めたものです。値段は比較的に安いものが多くお手頃ですが、研磨成分が強く、歯の表面を傷つける可能性もあるので使用には注意が必要です。
3.歯のホワイトニングテープ
ホワイトニングテープは、1日に1回歯にテープを貼るだけでホワイトニングができるというもの。アメリカでは知らない人の方が少ないというくらい普及しています。メリットとしては手軽でありながらその高い漂白効果が挙げられます。内部に沈着した汚れをも白くすると言われているその漂白効果は、自宅でできるホワイトニングではなかなか得られるものではありません。 反面、それほどまでに効果が強いということは薬剤も強いということ。長時間放置すれば炎症を起こす可能性もあります。決められた使い方をしっかり守って使用することが大切です。
4.ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院でマウスピースを作り、処方された薬剤を使用し自宅などで自分の手でケアを行うものです。そのため、安全性を考慮してオフィスホワイトニングで使用する高濃度の過酸化水素の薬剤は使用しないことが一般的です。ホワイトニングの薬剤に、溶けて過酸化水素となる過酸化尿素を成分とした薬剤を使用します。効果は患者さんのやる気と実行力にほぼ正比例します。マイルドな薬剤を使用するため、最低でも2〜3週間程度期間が必要で、トレー装着時間は30分〜8時間程度(ホワイトニング薬剤により異なる)です。お口の中のすべての天然歯が対象で、透明感を伴う自然に近い色調で違和感のない白さが得られます。しかも、白く出来る限界がオフィスホワイトニングより優れています。白く美しい歯を求める場合には最適です。
歯医者で行うホワイトニング方法
オフィスホワイトニング
歯医者に通院し、ホワイトニングを行うのが、オフィスホワイトニングです。 ホワイトニングの薬剤に、高濃度の過酸化水素を使用します。薬剤を添付した後にLEDライトなどを使用して、強い光を歯に照射します。歯に光を照射することで、ホワイトニングの効果を促進させることができるといわれています。 オフィスホワイトニングは即効性、つまり一度の来院である程度の白さを得られることが最大の特徴で、通常の歯科治療と同じように診療用チェアに座るだけで、そして1〜2時間で治療が完了する方法です。 数日後に結婚式がある、あるいは明日までにどうしても白くしたいなど、時間をかけられない場合におすすめです。 ただし、短期間で行なうため、後戻りがしやすい、また高濃度の薬剤を使用するため、痛みが出やすい、前歯など人目につきやすい一部の天然歯だけが対象になる、自然な仕上がりにならない場合があるなどのデメリットもあります。
効果が持続するホワイトニングは?
歯の白さの実感を早く、長く得られるホワイトニングの方法は、デュアルホワイトニングです。上記でお伝えした歯科医院で機械を使用したホワイトニングと、自宅でマウスピースを使用した方法のホームホワイトニングの両方を用いた方法です。オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性を兼ね備えており、双方のメリットを補い合うことができます。また、どちらにしても、ホワイトニングは天然歯のエナメル質だけに作用します。充填物や前装冠を白くすることはできません。治療後の新しい色に合わせて取り換えが必要になることがあります。
神谷歯科医院で行っているホワイトニングのご紹介
神谷歯科医院のホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
即効性が高く、明日までにどうしても白くしたいなど時間がかけられない場合にオフィスホワイトニングがおススメです。 オフィスホワイトニングは、当院で衛生士が行います。歯に専用の薬剤を塗布し、レーザー光を当てて、歯を白くします。 一回の施術はおよそ60分〜90分かかります。一回でも効果はありますが、二回、三回と繰り返したほうがより効果的です。 料金につきましては、オフィスホワイトニングは、1回12本の歯で、¥21600(税込)になります。1歯追加で¥972(税込)。 照射可能な部位に限ります。ホームホワイトニングは、上下トレー、ジェル4本を含めて、¥27000(税込)になります。 ジェル1本追加は¥3000(税込)かかります。(ジェル1本分は約1週間の分です。) 安心してホワイトニングをしたい方は、ご自宅で行うホワイトニングケアより、医療スタッフが、行う歯科医院での施術がおすすめです。 また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することによって、短時間で歯を白くし、効果を持続させることが可能になります。 まずは気軽に相談し、自分にあったホワイトニングの方法を見つけてください。
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▶︎ホワイトニングに関連する参考ブログ記事はこちらから
2019.01.07「ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング」>>
2018.09.26「神戸でホワイトニングを行うのにおすすめのクリニック」>>