ブライダル矯正の期間や費用について解説します

人生における大きなイベントの一つである結婚式。最高の結婚式を迎えるために、ダイエットをしたり、肌を綺麗にするためにエステに通ったりと、自分磨きに時間をかける方も多いのではないでしょうか。

最近では体やお肌のメンテナンスに加えて、結婚式までに歯を綺麗にしたいという方も増えてきており、ブライダル矯正の需要は増加しています。

ここでは、ブライダル矯正にかかる期間や費用について詳しく解説します。

あなたの結婚式が素敵な思い出になるように、参考にしていただければ幸いです。

ブライダル矯正とは?

「ブライダル矯正」という名前がついていますが、ブライダル矯正は「結婚式に向けて歯の矯正をプランニングする」というもので、ブライダル矯正という特別な矯正方法があるわけではありません。

一つ、ブライダル矯正の特徴を挙げるとすれば「期日が決まっている」ことでしょう。

一般的な歯列矯正は、審美性だけでなく、噛み合わせや口腔環境改善のために長期間かけて行われます。

一方ブライダル矯正は、期日に応じて治療計画を立てるため、多くの場合通常の歯列矯正よりも短い期間でできる範囲の治療を行うことになります。

ブライダル矯正にかかる期間1-3年程度

一般的に、歯列矯正にかかる期間は1~3年程度です。

歯並びの状態や矯正方法によっても期間は異なりますが、通常の矯正のプロセスとしては、上下の噛み合わせを揃えた後に、奥歯から前歯に向かって順に整えていくため、どうしても年単位の期間が必要になります。

しかし、結婚式の準備期間として、一般的には半年~1年間程度と言われており、結婚式まで2、3年の期間がある、という方は少ないですよね。

結婚式を素敵な笑顔で迎えるためには、なるべく早期に歯列矯正を始めることが望ましいと言えます。

短縮する方法もある

「結婚式まで期間がない、でも歯並びは綺麗にしたい・・・・・」、という場合は、矯正期間を短縮する方法もあります。

例えば、見える部分だけを治療する「部分矯正」という方法であれば、数ヵ月~1年程度と、全体矯正に比べて短い期間で終わらせることができるでしょう。

また、歯を削り、差し歯を使って歯並びを整える「審美治療」という方法もあります。

半年ほどで治療を終えることが可能ですが、場合によっては歯の神経を削ったり、歯を抜くことも考えられるため、慎重に検討する必要があるでしょう。

挙式までの矯正の流れ

では、挙式までの矯正の流れを見ていきましょう。

実際の流れは個人差がありますが、一般的な矯正の流れをご紹介します。

十分に期間が取れる場合

結婚式の日をゴールとして、1年以上の期間が取れる場合は、レントゲンやお口の中の状態をしっかりと確認し、矯正のゴールに向けて患者様と相談しながら治療内容を決めていきます。

結婚式の日には矯正が完了し、晴れやかな笑顔で当日を迎えられるように、治療をサポートしていきます。

期間が短い場合

結婚式までの期間が短い場合は、結婚式の日までに可能な治療内容や対策を、患者様と相談しながら決めていきます。

通常の表側のワイヤー矯正の場合は、結婚式直前に矯正装置を外し、取り外し可能な後戻り防止装置(リテーナー)をつけておくといった対策もできるでしょう。

また、裏側矯正の場合は正面から装置が見えないため、装着したまま結婚式が可能です。

他に、取り外しが容易なマウスピース矯正や、審美を優先した治療として部分矯正や審美治療も視野に入れ、患者様の歯の状態やご意思を確認しながら結婚式に向けて治療を進めていきます。

ブライダル矯正の種類

ブライダル矯正として、主に選択される治療法は以下の3つです。

  • 裏側矯正
  • マウスピース矯正
  • 部分矯正

3つの矯正治療にはどのような違いがあるのかを知り、自分に合った方法を考えてみましょう。

裏側矯正

従来の矯正方法では、歯の表側にワイヤー装置をつけますが、裏側矯正では”歯の裏側”にワイヤー装置をつけて矯正をします。

そのため、裏側矯正は正面から見たときに矯正中だと分かりづらいことが大きなメリットです。

また、歯の裏側は表側に比べてエナメル質が厚く、唾液による自浄作用が働くため、虫歯になりにくいのもメリットとして挙げられます。

一方で、舌が装置に当たることで食事に不便を感じたり、滑舌が悪くなりやすいなどのデメリットもあります。

結婚式で食事や会話を楽しむためには、結婚式当日には装置が外せる状態であることが望ましいため、早めに治療を開始することが大切です。

マウスピース型矯正装置

マウスピース型矯正装置は、ワイヤーやブラケットを使わずに、透明なマウスピースを装着し、歯を動かす装置です。

ワイヤー装置と比べると比較的痛みが少なく透明のため、目立ちにくく矯正中だと気づかれにくいことがメリットです。

その他、取り外しが容易なため、結婚式当日にはマウスピースを外しておき、ストレスなく式当日を過ごすことができます。

しかし一方で、マウスピースは難しい症例が苦手な側面もあります。

患者様の歯並びによっては適応できないケースもあるため、注意しましょう。

また、装着時間も常に自分で管理しなければいけないため、きちんと自己管理をしなければ結婚式までに矯正が進まない可能性もあります。

部分矯正

部分矯正は、気になる前歯だけを矯正したり、歯並びの乱れが軽度の部分のみ適応できる矯正方法です。

通常の歯列矯正では奥歯を含めた歯全体を動かすため、期間が長く費用もかかります。

一方、部分矯正は期間も費用も抑えられるのが大きなメリットです。

しかし、重度の歯並びや噛み合わせに問題があるケースでは適応できません。

ご自身では部分矯正だけでいけると思っていても、実際には噛み合わせに問題があるケースも多いです。

歯科医師の診察をしっかりと受けた上での判断が必要なため、注意しましょう。

ブライダル矯正費用

部分矯正(ブラケット・Capo)

部分矯正のイメージ
  • 検査・診断
  • 33,000円(税込)
  • 部分矯正治療費
  • 165,000円(税込)〜

舌側矯正(コンビネーション)

舌側矯正(コンビネーション)
  • 検査・診断
  • 33,000円(税込)
  • 舌側矯正
    (コンビネーション)治療費
  • 1,430,000円(税込)

舌側矯正(上下裏)

舌側矯正(上下裏)
  • 検査・診断
  • 33,000円(税込)
  • 舌側矯正(上下裏)治療費
  • 1,650,000円(税込)

矯正治療の流れ

1. 相談

相談

歯並びや口の中の状態を見て、その時点で分かる範囲の治療内容、期間などについての説明をします。

2. 資料採取

資料採取

歯や顎の状態を検査するため、数種のレントゲンやお口の中の写真を撮り、歯の模型を作り、治療計画を立てます。

3. 診断

診断

検査結果についてご説明し、実際につけていただく矯正装置や治療内容、期間、費用などについて具体的にご説明します。

4. 治療開始

治療開始

患者様のご理解が得られた上で、準備を始めます。虫歯などの症状のある方は、矯正と並行して治療していきます。
矯正装置の使用は清掃が難しくなるので、ホームケアの方法をしっかりとご指導してまいります。

当院の特徴

院内ラボ(歯科技工所)の併設のメリット

歯科技工物を作製する様子

クオリティが高く安全な治療

クオリティの高い矯正施術には、患者様・歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士が治療の内容を理解し、相互に連携を図ることが重要であると考えています。

歯としての機能を回復するだけでなく、適合が良く審美的な面も考慮し作製しています。患者様に寄り添いながら、クオリティが高く安心・安全な治療をご提供しています。

技工物作製の期間を短縮

元町院では院内ラボを完備していることで、発注や郵送等にかかる時間を省けるため、技工物作製の時間を短縮が可能となり、急ぎの依頼に対しても短期間で間に合わせることができます。(歯の状態・状況にもよります)

急な依頼トラブル時も即日対応。

万が一トラブルが起こった場合でも調整ができるので即日対応が可能です。

(ただし調整だけで対応し切れない場合は、修正のため数日かかることもあります。)

高性能歯科用CT

高性能歯科用CTの写真

従来のX線写真では2次元画像(平面画像)の情報しか得られませんでしたが、歯科用CTスキャンでは3次元画像(立体画像)が取得でき、より安全で正確な治療計画の立案が可能です。

矯正治療においては、顎の骨の状態や神経・血管の位置が詳細に確認でき、精密な治療が実現できます。

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