マウスピース矯正の費用やメリット・デメリット

マウスピース矯正の費用やメリット・デメリット

従来の矯正治療では、金属のワイヤー装置を使うのが一般的でした。

しかし、ワイヤー矯正は矯正器具が目立ってしまうため、なかなか矯正に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

そんな中、新しい矯正治療の方法として始まったのが、マウスピース矯正です。マウスピース矯正は目立たず周囲の人に気付かれづらいため、近年人気を集めています。

ここでは、マウスピース矯正のメリットデメリット、費用や治療の流れについてお伝えします。

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、マウスピース型の矯正装置を使った矯正方法です。

患者様の歯の形に合わせて作られたマウスピースを1日20時間以上装着し、継続的に力を加えながら歯並びを整えていきます。

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて矯正中であることが分かりづらく、周囲に気づかれにくいのがメリットです。また、取り外しも可能なため、食事の邪魔をしないという特徴もあります。

金属アレルギーでワイヤー矯正ができない方にとっても、有用な方法と言えるでしょう。

インビザラインとアソアライナーの違いとは?

マウスピース矯正で有名な装置では「インビザライン」と「アソアライナー」があります。

インビザラインは多くの歯科が採用している装置で、アメリカのアライン社により開発されました。

世界中の歯科医療機関で取り入れられ、日本では2006年に導入されています。

インビザラインは、透明な取り外しのできるマウスピース型装置を1日20時間以上装着し、2週間ごとに交換しながら治療を進めていく方法です。

インビザラインの型取りは矯正治療の始めに一度だけしかしないため、虫歯の治療に制限が出る場合があります。

アソアライナーも同じくマウスピース型矯正装置ですが、日本製であることが特徴です。

インビザラインと比べると、さらに薄くなり周囲に気づかれにくいといったメリットも。

また、プレートの材質が軟性と硬性2種類あるため、痛みが出にくいのも特徴の一つです。

新しいプレートを作るたびに歯型を取るため、虫歯治療に制限がありません。

安全で安価な院内技工所作成のマウスピース

当院では、院内に歯科技巧所を設置しており、患者様お一人おひとりに合わせたマウスピースを作製しています。

患者様のご要望を聞き、医師と技巧士が話し合いを重ね、よりクオリティの高いマウスピースの作製が可能です。

審美的な面に加えて、噛み合わせや適合などの微調整もその場でできるため、オンリーワンの技巧物を作製できるのが大きなメリットです。

また、ほとんどの歯科医院では、院外の技巧所に作製を依頼しているため、完成までに時間を要します。

当院の院内技巧所であれば、発注や郵送にかかる手間を削減できるため、お急ぎの方にも安心して最適なマウスピースをご提供できます。

マウスピース矯正のメリット

従来のワイヤー矯正と比べて、マウスピース矯正にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

目立ちにくく、見た目が悪くならない

マウスピース矯正は、薄く透明なマウスピースを使用するため「見た目」が大きなメリットです。

矯正中でも気付かれにくく、見た目にも大きな変化がないため、人前に出るお仕事の方でも躊躇なく矯正治療を行うことができます。

取り外し可能

ワイヤーの矯正装置はご自身での取り外しができませんが、マウスピースは自由に取り外しが可能です。

自由に取り外しができるため、食事や歯磨きの邪魔をしないことも大きなメリットでしょう。お手入れがしっかりとできるので、矯正中の虫歯予防にも最適です。

プラスチック製で金属アレルギーでも使用可能

マウスピースはプラスチック製のため、金属アレルギーの方でも躊躇なくお使いいただけます。

金属アレルギーだからと矯正を諦めていた方にとっても、マウスピース矯正であれば始めやすいのではないでしょうか。

痛みや違和感が少ない

マウスピース矯正もワイヤー矯正と同じく歯を動かすため、痛みはある程度ありますが、ワイヤー装置のように口腔内を傷つける心配がありません。

また、ワイヤー矯正をされている方の中には、口腔内に違和感を感じる方が多いですが、マウスピースの場合そういった違和感も少ないのもメリットです。

マウスピース矯正のデメリット

続いて、マウスピース矯正のデメリットについても見ていきましょう。

適応できない症例がある

マウスピース矯正は、重度のガタガタや凸凹、もしくは抜歯が必要なケース、顎の変形による歯並びには対応できない場合があります。

近年、技術は改良され、適応できる症例は増えてはいますが、ワイヤー矯正の応用力には叶わないのが正直なところです。

ただし、マウスピース矯正を中心に、一部はワイヤー矯正にするなどで対応できる症例もあるため、医師と相談しながら進めていきましょう。

装着時間や飲食に制限がある

マウスピース矯正は、インビザラインの場合「1日20時間以上」と、1日のほとんどの時間を装着して過ごさなければいけません。

基本的に食事と歯磨き以外の時間は常に装着する必要があります。

マウスピースを着けている間は、基本的に水や炭酸水以外の飲食ができないため、着脱が面倒だという方もいらっしゃいます。

また、装着時間はご自身で管理する必要があるため、矯正治療を円滑に進めるためには患者様の協力が不可欠です。

主治医の腕が大きく左右する

インビザラインには「クリンチェック」という、”インビザラインの設計図”を作る工程があります。

インビザラインは治療前に一度だけ型取りをして、それを元に治療を進めていくため、この工程は非常に重要です。

患者様の歯のスキャンデータがインビザライン社から歯を動かすシミュレーションになって医師の元に届きます。

これを元に、どの歯をどういう順番で動かしていくか、それぞれの歯を1本ずつどの方向にどの角度でどの距離動かすかを0.1mm単位で決めていかなければいけません。

この工程をきちんと設計することで、矯正後の歯がより綺麗に矯正されるのです。そして、この工程は主治医の知識と経験が大きく影響します。

矯正治療後に、よりきれいな歯並びにするためには、知識と経験豊富な歯科医を選ぶことも大切です。

当院では専門医が対応するため、抜歯等も一気通貫で対応可能です。

マウスピース矯正の費用

マウスピース矯正
  • 検査・診断
  • 55,000円(税込)
  • インビザライン
  • 1,210,000円(税込)

矯正治療の流れ

1. 相談

相談

歯並びや口の中の状態を見て、その時点で分かる範囲の治療内容、期間などについての説明をします。

2. 資料採取

資料採取

歯や顎の状態を検査するため、数種のレントゲンやお口の中の写真を撮り、歯の模型を作り、治療計画を立てます。

3. 診断

診断

検査結果についてご説明し、実際につけていただく矯正装置や治療内容、期間、費用などについて具体的にご説明します。

4. 治療開始

治療開始

患者様のご理解が得られた上で、準備を始めます。虫歯などの症状のある方は、矯正と並行して治療していきます。
矯正装置の使用は清掃が難しくなるので、ホームケアの方法をしっかりとご指導してまいります。

当院の特徴

院内ラボ(歯科技工所)の併設のメリット

歯科技工物を作製する様子

クオリティが高く安全な治療

クオリティの高い矯正施術には、患者様・歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士が治療の内容を理解し、相互に連携を図ることが重要であると考えています。

歯としての機能を回復するだけでなく、適合が良く審美的な面も考慮し作製しています。患者様に寄り添いながら、クオリティが高く安心・安全な治療をご提供しています。

技工物作製の期間を短縮

元町院では院内ラボを完備していることで、発注や郵送等にかかる時間を省けるため、技工物作製の時間を短縮が可能となり、急ぎの依頼に対しても短期間で間に合わせることができます。(歯の状態・状況にもよります)

急な依頼トラブル時も即日対応。

万が一トラブルが起こった場合でも調整ができるので即日対応が可能です。

(ただし調整だけで対応し切れない場合は、修正のため数日かかることもあります。)

高性能歯科用CT

高性能歯科用CTの写真

従来のX線写真では2次元画像(平面画像)の情報しか得られませんでしたが、歯科用CTスキャンでは3次元画像(立体画像)が取得でき、より安全で正確な治療計画の立案が可能です。

矯正治療においては、顎の骨の状態や神経・血管の位置が詳細に確認でき、精密な治療が実現できます。

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