虫歯の痛みと虫歯ではない痛みの違い

歯痛はいつくるかわからない

何かの拍子に歯にしみるような痛みが走ることはないでしょうか。
歯医者は苦手、まだ大して痛くない、検査の結果虫歯ではないと分かったら無駄足になる…と思っていませんか。
虫歯は放っておくと治療に余計な時間とお金が必要になってしまいます。
少しでも歯に異常を感じたら、メンテナンスも兼ねて近くの医院で一度診察をしてもらいましょう。歯の治療では早期発見と早期治療が基本です。

また、歯の痛みといえば虫歯を想像しがちですが、他の原因が存在する場合もあります。
現代日本では、4人に1人の割合で知覚過敏を持つ人が存在すると言われています。
また、厚生労働省が行った「平成28年歯科疾患実態調査」では、25歳〜34歳のうちで虫歯を持つ人の割合は90.2%という高いものでした(処置済みの虫歯を含む)。
いまや虫歯も知覚過敏も日本人にとっておなじみの病気となっており、いつなったとしてもおかしくはありません。

今回は虫歯の痛みと虫歯ではない痛みの違いについて解説します。
歯の痛みが気になる方はぜひ参考にしてください。


虫歯と虫歯以外の痛み方

虫歯と虫歯以外の痛みでは、痛み方が違うため見分けがつきやすいです。
痛み方の違いを分けると、以下のようになります。

虫歯の痛み

虫歯の痛みは症状の段階によって異なります。初期段階では、冷たいものを食べたり飲んだりした時にしみるような痛みがあります。
やがて症状が進むと熱いものを食べたり飲んだりした時にも痛みを覚えるようになるでしょう。さらに症状が進むと何もしなくても常に痛みを感じている状態になります。
虫歯の痛みは、叩いたり刺激を加えると響くような痛みが走ることも特徴です。

虫歯以外の痛み

虫歯以外の痛みも冷たいものを食べたり飲んだりした時に発生する場合があります。
しかし、虫歯以外の痛みは痛みのある場所に指などで触れても何も感じません。 また、慢性的な痛みはなく、何らかの条件下でしか起きない点で区別できます。

なお、虫歯以外の痛みは「知覚過敏」に多くの場合原因があります。
知覚過敏とは、何らかの原因により歯の神経に刺激が届きやすい状況になっており、冷たい飲食物などに神経が反応している状態のことです。
知覚過敏の原因としては、歯の磨きすぎ、歯の欠け、歯周炎が主なものとして挙げられます。中でも歯を磨きすぎたことで歯肉(歯茎)がすりへったという要因が多いようです。

その他、他の歯の治療を行った結果、知覚過敏が発症する場合もあります。例えば歯のかぶせ物の隙間から冷たい飲食物の温度が伝わって、神経を刺激するという場合に起こります。
他には、寝ている間の歯ぎしりも歯痛の原因となります。歯ぎしりで歯に強い力がかかっていると、歯に傷がつき知覚過敏の症状が起きることがあります。人によってはストレスを感じた結果歯ぎしりをはじめ、歯を傷つけることもあるため、やはり注意が必要です。

知覚過敏は必ずしも治療が必要ではありません。軽い症状なら時間と共に治ることもあります。これは唾液中の成分などによって歯の再石灰化がうながされ、飲食物などがしみていた部分が回復するからです。


痛みの見分け方

虫歯と虫歯以外の痛みは、まず痛みが慢性的であるかどうかを基準として考えましょう。痛みがずっと続くようであれば虫歯、そうでなければ虫歯の初期症状か知覚過敏だと思われます。
他の見分け方としては、歯に触れる方法もあります。こちらは、歯に触れて痛めば虫歯、そうでなければ知覚過敏を疑ってみましょう。

気になる時は通院を

もしも自分では判断がつかない場合は、気が進まないかもしれませんが医院で一度診てもらいましょう。もしも虫歯だった時には放置すると悪化しかねないためです。
また、歯の痛みの原因が知覚過敏であったとしても、知覚過敏も歯科医院での治療が可能です。知覚過敏には様々な原因があり治療法もそれぞれ異なりますが、歯科医院なら適切なケアをしてもらえます。もしも強い力をかけて歯磨きをして歯肉が後退したなら、歯と歯茎の間のすきまを塞いでもらえます。さらに、今後同じことが起きないよブラッシングの方法も指導してもらえるでしょう。歯に傷ができたり欠けた時にはコーティングを行って修復しますし、歯ぎしりの治療を行っている医院も存在します。
知覚過敏の痛みに耐えられない時には医院の扉を叩いてみましょう。