あかちゃんの生えはじめに気をつけること・歯磨きの仕方について

乳歯は、生後6か月頃から生え始めます。1本でも歯が生えてきたら、歯磨き(ガーゼ磨き)を始めましょう。歯磨きと言っても最初から歯ブラシを使う必要はありません。歯が生えてきたら、まずは濡れたガーゼで歯の表面を拭くことから歯磨きが始まります。
歯磨きを始める前段階の時期から、あかちゃんの機嫌がいい時やリラックスした時に、スキンシップとして、口を触られることに慣れてもらっていると歯磨きの開始の抵抗を少なくできるかと思います。
ここからは、あかちゃんのお口についてと、歯の磨き方や磨く頻度、いつ頃から歯ブラシへの移行が必要なのかについてお伝えします。

あかちゃんの生えはじめに気をつけること・歯磨きの仕方について

授乳期のあかちゃんのお口

あかちゃんのよだれは1日に1.5リットルも出ると言われています。このよだれはいつもお口をお掃除して虫歯を予防してくれていますので、歯が生えてくるまでは、あかちゃんのお口のお掃除は必須ではありません。 ミルクの飲みすぎによる嘔吐の後や舌の汚れなどが気になる場合は、湿らせたガーゼでやさしくぬぐってあげると良いでしょう。

生後3か月頃になると、口の中に色々なものを入れて噛むようになります。安全なあかちゃん専用の歯ブラシを持たせて、声かけをしてあげると(「お口綺麗にしようね〜」など)、今後のお口のケアの練習になりますね。

歯の生えはじめの特徴

個人差はありますが、生後6か月から9か月の間に下の歯が生えはじめます。 歯が生え始めるころ、歯ぐきがムズムズして不快感を感じるようです。それが原因でよだれが増えたり、機嫌が悪くなることもあるかと思います。 他には食事を嫌がるようになったり、口をブーブー鳴らし始めたり、言葉を話さないあかちゃんのサインはさまざま。最近、少しいつもと様子が違うなと思ったら、歯が生える兆候かもしれないですね。ガーゼ歯磨きを始める前段階の準備を始める時期だとしましょう。
きれいに洗った指であかちゃんの頬を触ったり、唇を触ったり、徐々に口元に近づけていきましょう。時間をかけて口の中を触られることに慣れてもらう準備から始めると、歯磨き開始への抵抗が減らせるでしょう。

あかちゃんの歯磨きはいつから?

あかちゃんの下の前歯が2本生えたら、まずは歯磨きシートやガーゼでの歯磨きを始めましょう。

  • 1.お母さんの膝の上にあかちゃんを寝かせます。
  • 2.ガーゼを指に巻き、ぬるま湯や水で濡らします。
  • 3.あかちゃんの歯を優しく拭き取ります。

この時期は間食も少なく、よだれ(=だ液)の自浄作用で十分お口を清潔に保っているので、ゴシゴシみがくというよりも、ガーゼで歯の表面を摘んで優しく拭いてあげるだけでも十分綺麗になります。

あかちゃんの歯磨きは1日何回?

ガーゼ磨きのうちは1日5〜6回が基本と言われています。食事の回数に合わせて、授乳後または離乳食後は毎回行ってあげるといいです。 1日5〜6回が難しい方は、夜寝る前を丁寧にしてあげていれば、後は食後サッと拭き取ってあげるだけで大丈夫です。
また、あかちゃん用の安全な歯ブラシを自分で持たせてあげたり、お父さんやお母さんが楽しく歯磨きしている様子を見せてあげていると、お口のケアに興味を持ってもらうことができます。 お口のケアに興味を持ってくれていると、ガーゼ磨きから歯ブラシ磨きの移行がスムーズです。

歯ブラシを使う時期

あかちゃんの歯ブラシを使いはじめるタイミングはガーゼ拭きになれた頃や、前歯が半分以上萌出してきたら始めてみましょう。
しっかり丁寧により、最初は口に含ませる、軽く当ててみる程度で大丈夫です。 奥歯が生えてくる頃には1本5秒程歯ブラシを当てれるといいです。 あかちゃん用の歯磨きジェルを使ってブラッシングや味に慣れるようにしましょう。

歯ブラシを使っているあかちゃんの画像

歯医者さんへ行きはじめるおすすめの時期

歯医者さんに行きはじめる時期については、自治体によって異なりますが、3歳児検診等のお知らせが届くので、その頃から数ヶ月に1回の検診、歯医者でのフッ素塗布を始めましょう。
生えてきた歯が黄色みのかかった色の場合や白濁していた場合、形成不全の可能性があります。 この場合、歯の質が弱く虫歯になる可能性が高いので、早いうちから歯科受診をおおすすめします。
他にも気になる事がありましたらお気軽にご相談ください。

赤ちゃんの歯ブラシのイメージ

 


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