永久歯が足りない、先天性欠如とは

歯がグラグラして経験はありますか?
ほとんどの方が子供の時に乳歯から大人の歯に代わるときに経験していると思います。なぜ乳歯が抜け代わるかというと、大人の歯が生える時に子供の歯の根を溶かして吸収するからです。
この状態を木に例えると、木の根がなくなり、幹や枝だけになった木がコロンと倒れてしまう現象に似ています。

永久歯に生え変わらない人がいる?

大人の歯と言われる永久歯は親知らずまで含めると32本です。
しかし、10人に1人の発生率で、永久歯の先天性欠如、先天性欠損がみられます。
これは永久歯が先天的に欠如しているため、大人になっても永久歯に生え変わることなく、乳歯が残ったままの状態のことです。
今回はこの先天性欠如について詳しくご説明します。



先天性欠損歯とは?

「先天性」=生まれつき
「欠損歯」=歯がないこと
つまり、先天性欠損歯とは 生えてくるべき歯がないことです。

歯が生えてこないの??とびっくりされる方もいらっしゃるかと思いますが、歯の先天性欠損歯がある子供は年々増加傾向にあり、10人に1人の確率でおこるとも言われています。

正常な歯並び

3歳くらいで完成する乳歯の歯並び。乳歯がすべて生えそろうと、20本の歯が並ぶことになります。
また、6歳から12歳くらいにかけてあごの成長とともに永久歯へと生えかわり、親知らずを除くと28本の歯並びになります。

永久歯への生えかわりは個人差があるため、人より1~2年遅くても早くても心配しすぎる必要はありませんが、乳歯がいつまでも残っている場合は注意が必要です。


もしかして先天性欠損歯がある?

レントゲンを見せる歯科医

先天性欠損歯があると分かるきっかけは、ほとんどの場合が、乳歯から永久歯に生え変わりが遅いためにレントゲンを撮ったり、他のきっかけで全体のレントゲンを撮ったりした時に発覚する、というようなパターンです。

ですが、なかには大人になるまで歯医者に行くきっかけがなく、先天欠損歯があるのに気付かない人もいます。
それで特に問題にならないケースもありますが、噛み合わせや乳歯が大人になってから抜けてしまうなど、様々な問題が起こる場合があるため注意が必要です。


あなたのお子様は大丈夫ですか?

子供の笑顔

乳歯が残っても、咬み合わせとして機能する分には問題ありませんが、乳歯は永久歯よりエナメル質や象牙質が薄く、歯の根も短いため、残念ながらあまり長持ちはせず、二十歳前後で抜けてしまうことも少なくありません。

そして、抜けた後そのままにしていると、周辺の歯が動いたり倒れこんだりして、歯並びや咬み合わせを崩す要因となってしまうのです。
それだけでなく、あごの成長に悪影響を与えたり、顎関節症などにつながったりする可能性もあります。

また、前歯の隙間や乳歯の見た目を気にして社会生活に消極的になるなど、心理面での影響も見逃せません。 永久歯の先天性欠如は、レントゲン撮影で診断ができます。乳歯が抜ける前に発見できた場合はまずなるべく歯を長持ちさせるように適切な予防処置と経過観察を行う事が大切になりますので、この機会に定期的に歯科検診でチェックされることをおすすめします。

神戸市中央区にある神谷歯科医院(元町院)では、歯科用CTなどの設備で症状をしっかり確認し、小児矯正や噛み合わせなど、症状にあった幅広い治療をご提案しています。
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